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2005年 09月 09日
まだ大学は夏休みだけど、9月に入ってバイトも再開し、そろそろ論文もちゃんとしないといけない。どことなく気ぜわしくなってきた。10月までには30枚くらいの論文を1本書き上げて指導教授にプレゼントしたい。さもないときっとどやしつけられるだろう。
香西信秀・中嶋香緒里著『レトリック式作文練習法』(明治図書)を読みはじめた。この本は古代ローマの初等作文教育を現代の国語教育にいかそうと試みるもので、各章が、まず理論編で古代の作文教科書の内容を紹介し、次に実践編でその理論にもとづいて実際にどう作文を練習するかをサンプルを掲載して具体的に説いていくという構成になっている。ひとまず理論編だけざっと読んでみていたのだが、いまさらながらあちらの国々の作文教育の蓄積に驚かされた。 たとえば古代ギリシャにはヘルモゲネスという人がいて、その人の作文教科書には「何がしかの事件にともなって喚起された感情を表現する方法」として次のような方法がすすめられている。 まず現在から始める。たとえば、「今は苦しい。」などと言わせる。次に過去にさかのぼって、「昔はとても幸福だった。」などと言わせる。それから未来に進んで、「これからは、今よりずっと苦しくなるだろう。」などと言わせる。(12)まず現在について述べ、次に過去、最後に未来という順番で述べていくのがもっとも効果的ということなのだ。こんなふうにして論述の順番を考察しどれがベストかを定式化していくあちらの人々にはやっぱりかなわんなと思う。
by wayakutaro
| 2005-09-09 00:55
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