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2006年 04月 11日
親しい友人がこの春から遠くの大学院に行くことになり、お別れに何か餞別を送ろうと考えて、ノートとボールペンと、それだけだとなんだか小学生の進級祝いみたいなので、ちくま日本文学全集の「幸田露伴」もあげてしまった。「突貫紀行」をぜひ読んでみてほしいと思って。「この本はすごくいい本なんだけどそのうちまた古本屋でみつかるからあげる」と言ってわたしたが、きっともうみつからないだろうなあとそのとき思った。3月の終わりのことだ。
その本が、高田馬場の古書感謝市で見つかった。こんなにすぐに見つけられるとは思わなかったから、不思議な感じがする。久しぶりに読んでみた「突貫紀行」はあいかわらずおもしろかったし、いまは「野道」というごく短い作品が気に入っていて、これは春の野原に酒と味噌だけ持って出かけてそこらへんに生えている草花を肴に数名で酒を飲むというそれだけの話なのだけど、本当に楽しそうで、いいなあと思う。 三十余年前のかの晩春の一日(いちじつ)は霞の奥の花のように楽しい面白かった情景として、春ごとの頭に浮んで来る(405)
by wayakutaro
| 2006-04-11 03:06
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