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2004年 11月 04日
古本屋で見つけた鈴木淳史『クラシック批評こてんぱん』(洋泉社新書)を読んでみた。この本は、クラシック音楽批評をさらに批評するという試みで、対象自体のおもしろさもかなりあり、楽しい本だった。
2章では「音楽批評によく出るレトリック」(74~)という見出しのもとに、なんともまともなレトリック分析がしてある。メタファー・メトニミー・シネクドキなど。ただ、とても簡潔な説明なので、少々わかりづらいと思う。それにしてもこの本にこういう話題が出てくるとは思わなかった。著者はレトリックを分析しながら批評を読んでいるのだなと思い、意外な感じがした。 3章のサブタイトルは「日本音楽批評史私観」、明治から現代までのクラシック音楽批評が概観されている。吉田秀和氏が音楽批評の新時代を切り開いたこと、音楽学者の批評が音楽批評と直接結びつかなかったこと、宇野功芳氏の天皇に関する発言など、興味深かった。許光俊氏の文章のおもしろさも初めて知った。
by wayakutaro
| 2004-11-04 23:56
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