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2005年 01月 17日
アトムジュニア英文双書『ソロモン大王の魔法箱』を読んだ。原作は、1853年生まれのHoward Pyleという人。注解者の「はしがき」によると、この双書版では古い表現を少し書き換えただけで、ほとんど原文のままなのだそうで、つまりむずかしかった。この双書の別の本を読んだ時にも思ったのだけど、これ本当に中学生が読めるのだろうか。
このアトム英文双書と同じようなものに、たまたま図書館で発見した南雲堂の「英文対注読物シリーズ」というのがあって、今日はこのシリーズから3作借りてみた。ゴールズワージィ『感動のゴールズワージィ短編集』、ロフティング『ドゥリトル先生の思い出』、クリスティ『パーカー・パインの推理』。 それから交響曲のCDはほとんど借りてしまったので、ヴェルディのオペラ序曲集というのを借りてみた。もう1枚は古今亭志ん生の落語を借りた。「饅頭怖い」他が収録されている。 さて、上の話と全く関係ないが、昨日ふとんに入って読んでいた井上ひさし『私家版 日本語文法』(新潮文庫)から孫引きをひとつ。むかし格助詞の「が」は、 「人を表す名詞・代名詞をうけた場合には、その人物に対する親愛、軽侮、憎悪等の感情を伴い、『の』と区別」(『日本文法大辞典』明治書院・昭和三十三年)」(26ページ) されていたのだそうだ。したがって「君が代」の「が」には親愛の情がこめられているのだと井上ひさしさんは言う。 「新潮現代国語辞典」で「が」を引いてみると、「所有を表す」とあるだけ。「角川必携国語辞典」をみると、「所有・所属を表す」とあり、そこまではいっしょだが、なんと「君が代」が例にあがっていて、「あなたの命」という意味だと書いてある。ということは、「代」とは「命」という意味だったのか。知らなかった。 そんなわけで「君が代」の意味を二重に取り違えていた。日本語はむずかしいのであった。
by wayakutaro
| 2005-01-17 01:41
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