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2006年 02月 13日
以前に書いた論文(ルネッサンス時代のイギリスの作家を扱うもの)の一部を発展させるためには書誌学の知識が必要らしいと気がついて、少し調べてみていた。まずシェイクスピアの文献ガイドを開くと、ルネッサンスのイギリスの出版事情については定番の本が2冊あるらしい。Philip Gaskell という人と R. B. MacKerrow という人の本。とくに Gaskell の本は図版がたくさん入っていて、当時の印刷所の様子、製本のしくみなどがよくわかりそうだ。ひとまずこの2冊を読んでおけば、そこそこ知ったような顔ができそうな気がする。しかし2冊合わせると700ページ近くあって、もちろん全てのページを読む必要はないにしても、まったく知らない分野だし、専門用語も多いらしいし、つまりめんどう。日本語で書かれた入門書をついうっかり探す。
書誌学エッセイみたいな本、ないかなと思い、おぼろげな記憶と図書館のOPACをたどっていくと、そういえば寿岳文章は書誌学者だった、津野海太郎さんもそのあたりのことをちらっと書いていた、いや高宮利行さんをまず読むべきではないか、林望さんは書誌学は書誌学でも日本の書誌学、群ようこさんが確かどこかの印刷所を訪問していた気がする、岩波文庫に『書物』という本があった、塩野七生さんの「ローマ人の物語」の最初の巻にたしかヴェネチアで文庫本は生まれたと書いてあった、そういえば『銀河鉄道の夜』のジョバンニは活版所でバイトしていた……と、とりとめもなく連想は広がっていき、図書館で何冊も借りて古本屋でも何冊か買って、これから少しずつ書誌学のおおまかな感じをつかみたいと思っているところ。
by wayakutaro
| 2006-02-13 16:24
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