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2004年 10月 08日
授業のあと図書館に行き、閉館時間近くまであれこれ読んだり書いたり、疲れて厚めの辞書を2冊重ねてその上に腕を置いてまたその上に頭を置いて寝たりした。今日の発見は、ニーチェの「道徳以外の意味における真理と虚偽」(白水社『ニーチェ全集』第I期第2巻)。レトリックの辞典の参考文献に載っていた。ニーチェのこの未刊の論文は言語論=隠喩論を含むもので、近年のレトリック再評価の一因になっているらしい。たとえばこういうところ。
言葉を作る人間は、事物の人間に対する関係を表示しているだけであって、関係を表現するのにきわめて大胆な隠喩を援用しているのである。一つの神経刺激がまず形象に移される! これが第一の隠喩。その形象が再び音において模造される。これが第二の隠喩。そしてそのたびごとにまったく別種の、新しい領域の真只中への、各領域の完全な跳び越しが行われる。……われわれは樹木とか、色彩とか、雪とか、花とかについて語る場合に、そうした事物そのものについてなにごとかを知っていると信じているが、しかしわれわれが所有しているのは、根源的本質とは徹頭徹尾一致しないところの、事物の隠喩以外のなにものでもないのだ。(474) ここでニーチェは隠喩という言葉を隠喩として使っている!?
by wayakutaro
| 2004-10-08 02:02
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